防犯対策ブログ

2025/03/20 11:11


防犯対策の専門家、防犯専門店SOSです。

近年、巧妙化する詐欺の手口に、新たな脅威が加わっています。 それは、実在する警察署や警察本部の電話番号を悪用し、あたかも本物の警察官からの電話であるかのように装う手口です。 今回は、この新たな詐欺の実態と、その対策について詳しく解説します。

巧妙化する詐欺の手口

詐欺犯は、実在する警察署や警察本部の代表電話番号を、相手の電話に表示させるという、非常に巧妙な手口を使っています。これにより、電話を受けた人は、まさか詐欺だとは疑わず、相手の言葉を信じてしまう可能性が高まります。

詐欺の内容としては、「あなたが容疑者になっている」「あなたの口座が犯罪に利用されている」などと不安を煽る言葉を使い、言葉巧みに現金を振り込ませようとするものが多く報告されています。

警察庁によると、このような手口による被害の申告や相談は、2024年1月から3月18日までに全国で1458件も確認されています。 1月には、福岡市で71歳の男性が、札幌中央警察署と同じ番号からかかってきた電話を信じ、1000万円以上もの現金をだまし取られるという痛ましい事件も発生しています。


詐欺から身を守るために

警察庁は、電話で捜査対象であると伝えることは絶対にないとして、注意を呼びかけています。 もし、警察官を名乗る人物から電話があり、お金の話が出たら、詐欺を疑うことが重要です。

万が一、警察官を名乗る人物から不審な電話があった場合は、以下の点に注意し、冷静に対応しましょう。

  • 一度電話を切る: 相手の話を鵜呑みにせず、まずは電話を切りましょう。

  • 警察相談専用電話「#9110」に相談する: 電話を切った後、警察相談専用電話「#9110」にかけ、事実確認を行いましょう。

  • 安易に個人情報を教えない: 電話で安易に個人情報や口座情報を教えることは絶対にやめましょう。

  • お金の話が出たら詐欺を疑う: 警察官が電話でお金の振り込みを指示することは絶対にありません。お金の話が出たら、詐欺を疑いましょう。


防犯対策のアドバイス

今回の詐欺手口を踏まえ、家庭での防犯対策を改めて見直すことが重要です。

  • 留守番電話を活用する: 在宅時でも留守番電話を設定し、知らない番号からの電話には出ないようにしましょう。

  • ナンバーディスプレイを活用する: ナンバーディスプレイを活用し、知らない番号からの電話には注意しましょう。

  • 防犯意識を高める: 家族で防犯について話し合い、常に防犯意識を持つようにしましょう。

  • 地域の防犯活動に参加する: 地域で行われている防犯活動に積極的に参加し、地域の防犯力を高めましょう。


詐欺の手口は日々巧妙化しています。 常に最新の情報を把握し、冷静に対応することが、詐欺被害を防ぐために最も重要です。 少しでも不審に感じたら、迷わず警察に相談しましょう。

防犯専門店SOSは八王子をはじめとした多摩地域のご家庭の安心・安全な暮らしをサポートするための防犯用品専門店です。
専用お問い合わせフォームよりご連絡ください。