防犯対策ブログ

2025/03/21 13:21

防犯対策の専門家、防犯専門店SOSです。

近年、物騒な事件が増えていることもあり、防犯カメラの設置を検討している人もいるのではないでしょうか。 しかし、防犯カメラの設置は、時に近隣住民とのトラブルに発展する可能性もはらんでいます。

今回は、防犯カメラの設置を検討している人が知っておくべき、プライバシー侵害に関する注意点について解説します。


防犯カメラの設置はプライバシー侵害にあたる?

結論から述べると、基本的には防犯目的で自宅に防犯カメラを設置する場合、プライバシー侵害にあたる可能性は低いでしょう。 しかし、設置場所や撮影範囲によっては、プライバシー侵害にあたるケースもあります。

たとえば、以下のようなケースではプライバシー侵害にあたる可能性が高いため、注意が必要です。

  • 近隣住民の生活状況が筒抜けになっている

  • 今まで公開していなかった個人情報が記録されている

  • 撮影された人が「公開してほしくない」と思う情報が記録されている

これらの情報が記録され、公開された場合、損害賠償請求や名誉毀損で訴えられる可能性もゼロではありません。


訴えられないためには?

プライバシー侵害で訴えられて、はじめて設置しなければよかったと後悔しても、時間は戻ってきません。 防犯カメラを設置する際は、入念に準備を行いましょう。


設置場所や角度に注意する

防犯カメラの設置場所を決める際は、自宅の敷地を撮影できる場所を選びましょう。 また、カメラの角度調整も重要なポイントです。隣家を撮影しないよう、慎重に角度を調整してください。

どうしても隣家が撮影範囲に入ってしまう場合は、「プライバシーマスク」と呼ばれる機能の利用を検討しましょう。 プライバシーマスクとは、映像の一部を黒く塗りつぶす機能のことです。 この機能を利用すれば、プライバシー侵害のリスクを軽減できます。


近隣住民への説明を怠らない

防犯カメラの設置は、近隣住民に不安を与える可能性があります。 そのため、設置前に防犯カメラの目的や撮影範囲について、丁寧に説明することが大切です。

説明する際は、メリットとデメリットを包み隠さず伝え、理解を得るように努めましょう。 万が一、反対されたとしても、話し合いによってお互いが納得できる妥協点を見つけられる可能性があります。


安心して防犯カメラを設置するために

防犯カメラは、設置場所や撮影範囲に注意すれば、空き巣や強盗に対する有効な対策となります。 また、万が一事件が発生した際は、証拠映像として役立つでしょう。

今回紹介した注意点を参考に、安心して防犯カメラを設置してください。


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