防犯対策ブログ

2025/04/01 12:22


防犯対策の専門家、防犯専門店SOSです。

今回も、お子様に対する不審者対策について考えていきましょう。 春になり、行動範囲が広がるお子様も多いと思いますが、残念ながら不審者による声かけやつきまといといった事案も耳にする機会があります。

ここで大切なのは、大人が考える「危ない人」と子どもがイメージする「危ない人」には、認識のずれがあるということです。 大人の目線で抽象的に「危ないから気をつけなさい」と伝えるだけでは、子どもたちは具体的に何を警戒すれば良いのか理解できません。

大切なことは、子どもたちが具体的にイメージしやすいように、「どのような行為や言葉が危険なのか」を明確に伝えてあげることです。

新生活を安心してスタート!親子で確認したい防犯のポイント

例えば、「危ない場所」という言葉一つをとっても、大人は死角になりやすい場所や人通りの少ない場所を思い浮かべますが、子どもにはピンとこないかもしれません。 そこで、「人が少なくて、周りの人に助けを求めにくい場所」や「高い塀や茂みがあって、外から見えにくいところ」のように、具体的な状況を説明することが大切です。

同様に、「危ない人」という表現も、外見の特徴を伝えるのではなく、「しつこく話しかけてきたり、理由もなく近づいてきたりする人」といった具体的な行動で示すべきでしょう。 見た目だけで不審者かどうかを判断することはできません。 「優しそうな顔をしているから大丈夫」といった先入観は禁物です。

本当に注意すべきは、その人の「行動」です。 不自然に同じ場所をうろうろしていたり、時間帯にそぐわない服装をしていたり、何か言動が不自然で「何だか変だな」と感じさせる人が、徐々に「怪しい」「危ない」と感じられる存在へと変わっていくことが多いのです。

ですから、お子様には「見た目」ではなく、「行動」に注意するように教えましょう。 そして、「何か変だな」と感じたら、すぐにその場を離れる、大声で助けを呼ぶ、近くの大人に助けを求める、といった具体的な行動を練習しておくことが大切です。

普段から、通学路や公園などで見かける様々な人々の様子を観察し、「どんな行動が少し変に見えるか」といった会話を親子でするのも良い訓練になります。

また、もし不審な人に声をかけられた際の「いかのおすし」という合言葉を教えておくのも有効です。

  • いか:行かない

  • :乗らない(車などに)

  • :大声を出す

  • :すぐに逃げる

  • :知らせる(大人に)

この合言葉を繰り返し教え、いざという時に思い出せるようにしておきましょう。

子どもたちが安全に過ごすためには、大人が具体的な言葉と行動で危険を教え、判断力と対応力を養うことが不可欠です。日頃からお子様とのコミュニケーションを密にし、安心できる環境づくりを心がけていきましょう。

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