防犯対策ブログ

2025/04/24 13:01

防犯対策の専門家、防犯専門店SOSです。

今回は、皆さまに改めて注意していただきたい侵入窃盗、いわゆる「忍び込み」についてお話しします。先日、産経新聞で報道された滋賀県草津市と竜王町で相次いで発生している忍び込み事件は、私たちの安全な暮らしを脅かす身近な危険を改めて示唆しています。


滋賀県で多発する忍び込み事件

記事によると、今月に入ってこの地域でなんと10件もの忍び込み被害が発生しているとのことです。手口も巧妙で、住人が就寝中の時間帯を狙い、無施錠の家屋に侵入し、金品を盗んでいます。特に注目すべきは、犯人が靴を脱いで侵入している点です。これは、住人に気付かれないように、そして足音を極力立てないようにする意図がうかがえます。まるで、そこに住む人の日常に忍び寄る影のようです。


無施錠の家が狙われる

被害に遭われたのは、近江八幡署管内では100メートルほどの範囲にある4軒の民家で、いずれも無施錠でした。現金約35万円と携帯電話など約70点、時価にして約10万円相当の品物が盗まれています。また、草津署管内では、同一学区の民家6軒で約43万円の現金などが盗まれています。これらの被害に遭われた家も、記憶が曖昧なケースを除き、無施錠だったということです。


忍び込みは凶悪犯罪に繋がる可能性

これらの事件で特に懸念されるのは、忍び込みがより凶悪な犯罪に発展する可能性があるということです。もし、侵入中に住人と鉢合わせしてしまえば、居直り強盗や強盗殺人に繋がる危険性も否定できません。平穏な日常が一瞬にして恐怖に変わってしまう可能性を考えると、私たちは決して他人事として捉えるべきではありません。


連休前の防犯対策が重要

大型連休を前に、滋賀県警は警らの強化を進めていますが、私たち一人ひとりの防犯意識を高めることが何よりも重要です。記事でも強調されているように、忍び込みの基本的な対策は「戸締まりの徹底」です。実際に、被害に遭った民家の周辺で施錠をしていた家は侵入を免れています。ほんの少しの心がけで、大きな被害を防ぐことができるのです。


防犯グッズの活用と不審者への注意

さらに、防犯グッズの活用も有効です。近江八幡署が推奨するように、補助錠の取り付け、いわゆる「ワンドア・ツーロック」は非常に効果的な対策です。一つのドアに鍵が二つ付いていることで、侵入者は解錠に手間取り、犯行を諦める可能性が高まります。また、防犯用センサーライトやセンサーアラームの設置も、不審者の侵入を抑止する上で大きな効果を発揮します。

そして、常習犯は必ず事前に下見をすると言われています。もし、不審な人物を見かけた場合は、被害の有無に関わらず、気付かれないようにその人物の人相や服装の特徴、使用している車両のナンバーなどを覚えて、すぐに110番通報することが大切です。皆さんの小さな情報提供が、犯罪の早期解決に繋がる可能性があります。


侵入者と遭遇してしまったら

もし、就寝中に侵入者に気付いてしまった場合は、決して騒いだり近づいたりせず、自分の身の安全を第一に考え、静かに110番通報してください。冷静な行動が、更なる被害を防ぐことに繋がります。

私たちは、日々の生活の中で少しの注意と対策を講じることで、大切な家族と財産を守ることができます。今一度、ご自宅の防犯対策を見直し、安全で安心な毎日を送るためにできることから始めてみませんか。防犯に関するご相談は、私たち防犯専門店SOSまでお気軽にお問い合わせください。皆さまの安全な暮らしを全力でサポートさせていただきます。


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