防犯対策ブログ
2025/05/07 13:45
防犯対策の専門家、防犯専門店SOSです。
新生活を始めた皆さん、特に初めて一人暮らしをスタートされた方は、期待とともに少しの不安も感じているかもしれませんね。慣れない土地での生活は、戸締りなど、これまで以上に自分の身を守る意識が大切になります。
意外な落とし穴:鍵番号が招くリスク
さて、今回は皆さんにぜひ知っておいていただきたい、意外な落とし穴についてお話したいと思います。それは、普段何気なく持ち歩いている「家の鍵」に刻印された番号が、思わぬリスクにつながる可能性があるということです。
先日、SNSで「鍵にはキーカバーをつけるのを強く推奨します」という投稿が話題になりました。投稿主は、一般社団法人痴漢抑止活動センターの代表理事である松永弥生さん。電車内での性犯罪防止活動を行う中で、鍵の番号が悪用される事例を知り、注意喚起されたそうです。
「まさか鍵の番号だけで合鍵が作れるなんて知らなかった」「可愛いキーカバーは防犯にも役立つんですね」といった驚きの声が多く寄せられたこの投稿。実は、実物の鍵がなくても、鍵に刻印されたメーカー名と番号さえわかれば、インターネットを通じて簡単に合鍵を注文できてしまう場合があるのです。
実際に起きた合鍵による侵入事件
実際に、鍵の番号から作成された合鍵を使って侵入した事件も過去に発生しています。報道によると、同僚の女性が取り出した鍵の番号を記憶し、インターネットで合鍵を作成した男が逮捕されたという事例もありました。容易に複製できる鍵の利便性が、悪用されてしまう悲しい現実があるのです。
警察庁のデータを見ても、そのリスクは決して無視できません。令和5年の侵入窃盗の手口別発生状況を見ると、4階建て以上の共同住宅では、なんと2割が合鍵による侵入でした。一戸建て住宅や3階建て以下の共同住宅でも、合鍵による侵入は上位にランクインしており、決して他人事ではありません。
今すぐできる!鍵の防犯対策
では、私たちはどのように対策を講じれば良いのでしょうか。
ドアの鍵は常に持ち歩き、郵便受けなど玄関付近に置かない。
合鍵は必要最低限の本数のみを作成し、確実に管理する。
キーカバーの装着: 鍵に刻印された番号を物理的に隠すことで、第三者からの情報漏洩を防ぎます。
補助錠の設置: 1つのドアに複数の鍵を取り付けることで、侵入に時間がかかり、犯行を諦めさせる効果が期待できます。
人感センサー付きライトの設置: 不審者の接近を察知し、威嚇効果を高めます。
一人暮らしは自由で楽しい生活であると同時に、自分の身は自分で守るという意識が非常に大切です。今回の情報が、皆さんの防犯意識を高め、安心・安全な毎日を送るための一助となれば幸いです。もしご不安なことやご不明な点があれば、いつでも私たち防犯専門店SOSにご相談ください。皆さんの安全な暮らしを全力でサポートいたします。
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