防犯対策ブログ

防犯対策の専門家、防犯専門店SOSです。

最近、大分県内で特殊詐欺の被害が急増しており、その手口も巧妙化しているというニュースが入ってきました。特に警察官を名乗るオレオレ詐欺が多発し、その被害額は昨年の同時期と比較してなんと8倍にも膨れ上がっているとのこと。皆さん、決して他人事ではありません。

犯人は、まず電話（アポ電）で「あなたのキャッシュカードが犯罪に使われている」などと不安を煽ってきます。そして、SNSのビデオ通話で偽の警察手帳や逮捕状を見せつけ、あなたを事件の容疑者だと脅してくるのです。最終的には、「口座の現金を全て調べる必要がある」などと言葉巧みに誘導し、指定の口座への送金を要求してきます。

さらに、驚くべきことに、実在する警察署の代表番号を偽装して電話をかけてくるケースも確認されています。携帯電話の画面に本物の警察署の番号が表示されるため、信じてしまいそうになるかもしれませんが、警察官が電話でお金を要求することは絶対にありません。

もし、電話で警察官を名乗る人物からお金の話が出たら、まずは相手の所属と名前をしっかりと確認し、すぐに最寄りの警察署に相談してください。焦らず、冷静に対応することが重要です。

しかし、巧妙な手口を前にすると、誰でも冷静さを失ってしまう可能性があります。そこで、最も有効な対策は「犯人と話をしない」ことです。

そのために、お勧めするのが防犯機能付き電話機の導入です。

大分中央署では、実際に体験できるコーナーを設置しているようです。犯人側の電話から電話をかけると、「この通話は防犯のために録音されます」という警告アナウンスが流れ、その後、自動音声で相手に名乗るよう促します。被害者側の電話機では、受話器を取らずに相手の声を聞くことができ、「迷惑ストップ」ボタンを押せば通話を切断できる仕組みになっています。

このような防犯機能付き電話機は、家電量販店などで購入できます。少しでも不安を感じたら、まずは体験コーナーでその効果を試してみてはいかがでしょうか。

家庭の安心・安全は、日々の備えから。怪しい電話には決して応じず、もしもの時のために防犯対策をしっかりと行っておきましょう。私たち防犯専門店SOSは、皆さんの安心・安全な暮らしを全力でサポートいたします。何かご不安なことがございましたら、いつでもお気軽にご相談ください。