防犯対策ブログ
2025/05/16 12:46
防犯対策の専門家、防犯専門店SOSです。
今回は、パナソニックが行った興味深い「防犯意識」に関する調査結果をもとに、安全な暮らしを送るために改めて考えていただきたい防犯対策の重要性についてお話させていただきます。
約7割が防犯対策を実施!地域差も明らかに
この調査は、全国の20歳から69歳までの4,700人の方々を対象に行われました。まず、皆さんはご自身の住まいの防犯対策をどの程度行っているでしょうか?調査によると、「しっかり対策している」または「少し対策をしている」と答えた方は、全体の69.1%でした。約7割の方が何らかの防犯対策を意識されているのですね。
都道府県別に見ると、積極的に防犯対策に取り組んでいる方が多いのは、奈良県(24.0%)、東京都(23.0%)、京都府(22.0%)という結果になりました。これらの地域では、日頃から防犯に対する意識が高いのかもしれません。
一方で、「対策はしていない」と答えた方が最も多かったのは鳥取県で、その割合は47.0%でした。これは、約半数の方が特に防犯対策を行っていないという現状を示しています。
7割以上が対策を検討!しかし、意識と実態にギャップも
次に、「自宅の防犯対策をしようと思ったことがあるか」という質問に対しては、全体で77.2%の方が「ある」と回答しました。多くの方が、一度は自宅の安全について考えたことがあるようです。しかし、興味深いことに、「しようと思ったことがない」と答えた方の割合が最も高かったのは、熊本県、沖縄県、千葉県で同率でした。
特に注目したいのは沖縄県のデータです。2023年の刑法犯認知件数は約620件と決して少なくないにも関わらず、「防犯対策をしようと思ったことがない」と答えた方の割合が高いという結果は、防犯意識と実際の犯罪発生状況にギャップがあることを示唆しています。
8割以上が「治安が良い」と認識!過信は禁物
さらに、「都会に比べて今住んでいるエリアは治安がいいと感じるか」という質問では、84.1%もの方が「そう感じる」と答えました。多くの方が、ご自身の住む地域は比較的安全だと認識しているようです。特に秋田県では、49.0%の方がそう感じていると回答しました。しかし、滋賀県では「そう感じない」と答えた方の割合が30.0%と、他の地域に比べて高い結果となっています。
この調査結果からわかるように、防犯意識は地域によって差があり、また、実際の犯罪発生状況と必ずしも一致しない場合があります。「うちは大丈夫だろう」という油断は禁物です。安全な暮らしは、一人ひとりの防犯意識の向上と具体的な対策によって築かれるものです。
今こそ防犯対策を見直そう!安全な社会のために
今回の調査結果を参考に、今一度ご自身の住まいの防犯対策を見直してみてはいかがでしょうか。鍵の施錠はもちろん、防犯カメラの設置やセンサーライトの活用、地域の防犯活動への参加など、できることから始めてみましょう。
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