防犯対策ブログ
2025/05/19 12:15

防犯対策の専門家、防犯専門店SOSです。八王子市より、最新の犯罪被害発生状況が発表されました。
今回は、4月の犯罪被害状況を詳しくお伝えし、注意喚起を促すとともに、防犯対策のアドバイスをさせていただきます。
八王子市における最近の犯罪発生状況
車上ねらい(1件)
4月30日、寺田町で、バイクの荷台に置いてあった食料品が盗まれました。
特殊詐欺(オレオレ詐欺、還付金詐欺等)(2件)
4月11日から4月22日にかけて、南大沢で、長野県警察捜査二課の岩井を名乗る者からマネーロンダリングの捜査を名目とした電話があり、相手の指示に従い、ネットバンキングで送金してしまったという被害が発生しました。被害額は約7,500万円にのぼります。
4月18日、千人町四丁目で、携帯電話に警察官を名乗る者から電話があり「あなたのキャッシュカードが発見されましたが、マネーロンダリングの疑いがある。逮捕状が出ている。現金を調べる必要がある。指定された口座に振り込んでください。」と言われ、相手の指示に従い、現金を振り込んだという被害が発生しました。被害額は約300万円です。
車上ねらいの対策
今回の車上ねらいの被害は、バイクの荷台に置いてあった食料品が盗まれるというものでした。ほんの少しの時間だからと油断せず、バイクから離れる際は、たとえ食料品であっても貴重品でなくても、荷台から降ろすか、しっかりとカバーをかけるなどの対策を心がけましょう。また、可能な限り、人通りの多い場所に駐車することも有効な対策となります。
特殊詐欺の巧妙な手口と対策
今回の特殊詐欺の被害は、いずれも警察官を名乗る者からの電話によるものでした。
南大沢のケースでは、長野県警察の捜査官を名乗り、マネーロンダリングの捜査というもっともらしい理由をつけて、ネットバンキングでの送金を指示しています。警察が捜査のために現金を振り込ませることは絶対にありません。また、管轄の異なる警察官が電話をかけてくることも通常はありません。
千人町のケースでは、「キャッシュカードが発見された」という言葉で被害者の安心感を誘いながら、「マネーロンダリングの疑いがある」「逮捕状が出ている」「現金を調べる必要がある」といった言葉で不安を煽り、現金を指定口座に振り込ませるという手口です。警察官が電話で現金の振り込みを指示することも、逮捕状が出ていると告げて現金を要求することも絶対にありません。
特殊詐欺に遭わないための対策
警察官や銀行員などを名乗る者からの電話でお金の話が出たら、すぐに電話を切る。
「マネーロンダリング」「捜査協力」「逮捕状」といった言葉が出たら、詐欺を疑う。
ATMでの操作やネットバンキングでの送金を指示されても、絶対に応じない。
不審な電話があった場合は、すぐに家族や警察(#9110)に相談する。
留守番電話を設定し、知らない番号からの電話には出ないようにする。
まとめ
今回の犯罪被害状況を見ると、車上ねらいや特殊詐欺といった犯罪が依然として発生しており、手口も巧妙化しています。大切な財産を守るためには、日頃から防犯意識を高め、適切な対策を講じることが重要です。
不審な電話や訪問には十分注意し、少しでもおかしいと感じたら、すぐに警察や家族に相談してください。皆様一人ひとりの注意と対策が、犯罪被害の防止につながります。
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