防犯対策ブログ

2025/05/24 08:41

防犯対策の専門家、防犯専門店SOSです。

近年、巧妙化する詐欺の手口には頭を悩ませるばかりですね。今回は、新たな手口の特殊詐欺について皆さんに注意喚起したいと思います。皆さんのご家庭の安心・安全を守るためにも、ぜひ最後までお読みください。


「多額の保険金」を餌にした国際郵便詐欺にご注意を!

最近、「多額の保険金を受け取れる」という内容の国際郵便が届くという被害報告が増えています。これまでの詐欺とは少し異なる手口で、より巧妙になっているのが特徴です。

具体的には、このような内容の郵便物です。

  • 「外国の弁護士」を名乗る人物から連絡が来る。

  • 「ある資産家が生命保険を受け取る前に亡くなった」と告げられる。

  • 「あなたとその資産家は国籍が同じで同姓なので、協力してほしい」と持ちかけられる。

  • 「あなたが正当な受取人であることを証明するための関連書類は全て提供する」と安心させる。

  • 「資金は直接あなたの銀行口座に振り込む」と金銭的な誘惑をする。

  • そして、最終的に「英語でフルネーム、住所、連絡先をメールで送信してほしい」と個人情報を要求してくる。

いかがでしょうか? 一見すると、本当に多額の保険金がもらえるかのように思えてしまうかもしれません。しかし、これは典型的な詐欺の手口です。


なぜこのような詐欺に引っかかってしまうのか?

このような詐欺に引っかかってしまう背景には、いくつかの心理的な罠が隠されています。

  • 「棚からぼた餅」という心理: 突然、大金が手に入るという話は、誰にとっても魅力的に映るものです。

  • 「国際的」という言葉の信頼性: 外国からの郵便や、弁護士を名乗ることで、まるで本物の話のように錯覚させてきます。

  • 「同姓同名」という偶然性: まさか自分が、という気持ちになり、信じ込んでしまう可能性があります。


あなたとご家族を守るためにできること

このような詐欺から身を守るためには、以下の点を強く意識してください。

  1. 「うまい話には裏がある」と疑う: 見ず知らずの人物から、突然、大金の話が持ちかけられることはまずありません。

  2. 安易に個人情報を伝えない: 氏名、住所、電話番号、銀行口座情報などは、非常に重要な個人情報です。安易にメールで送信したり、電話で伝えたりしないでください。

  3. 家族や友人、警察に相談する: もし、このような郵便物や連絡が来たら、すぐに家族や信頼できる友人、または警察に相談しましょう。一人で抱え込まず、第三者の意見を聞くことが大切です。

  4. 国際郵便物にも注意を払う: 身に覚えのない国際郵便物には特に警戒が必要です。差出人や内容をよく確認し、少しでも不審な点があれば開封せずに破棄することも検討してください。

今回の詐欺手口は、国際的な要素を絡めることで、より複雑に見せかけています。しかし、基本的な詐欺の構図は同じです。私たち防犯専門店SOSは、皆さんの安心・安全な暮らしのために、これからも最新の防犯情報をお届けしていきます。

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