防犯対策ブログ
2025/05/28 13:00
防犯対策の専門家、防犯専門店SOSです。八王子市より、最新の犯罪被害発生状況が発表されました。
今回は、5月16日から5月22日までの犯罪被害状況を詳しくお伝えし、注意喚起を促すとともに、効果的な防犯対策のアドバイスをさせていただきます。
八王子市における最近の犯罪発生状況
侵入窃盗(2件)
5月16日から17日にかけて、初沢町で扉を壊して侵入され、現金約4千円が盗まれました。
5月19日から20日にかけて、元八王子町二丁目で出入り口ドアのガラスを壊して侵入され、現金約3千円が盗まれました。
特殊詐欺(2件)
4月17日から18日にかけて、暁町一丁目で、携帯電話にショートメールで折り返し電話を要求するメッセージが届き、折り返すと「アダルトサイトの1年分の未納料金があるが、消費者センターに相談すれば支払った全額が返る。」と言われ、相手の指示に従い、POSAカードの購入および指定された口座への送金を行った結果、45万円の被害が発生しました。
4月23日から24日にかけて、小比企町で、長野県警のイワイをかたる者から「査察官が現金を取りに行く。」と電話がかかってきましたが、被害はありませんでした。
侵入窃盗の対策:狙われやすい「破壊」の手口に注意
今回の侵入窃盗の被害は、いずれも扉やドアのガラスを破壊しての侵入でした。犯人は、力ずくで侵入しようとすることがあります。
扉やドアの補強:古い扉やドアは、バールなどでこじ開けられやすいことがあります。防犯性の高い扉やドアへの交換を検討するのも良いでしょう。
ガラスの強化:ドアにガラスがはめ込まれている場合、そのガラスを割って侵入されるケースが多く見られます。防犯ガラスへの交換や、防犯フィルムの貼付で強度を高めることが重要です。
補助錠の設置:ワンドアツーロックは基本中の基本です。ドアや窓に複数の鍵を取り付けることで、侵入に手間取らせ、犯行を諦めさせる効果があります。
センサーライトや防犯カメラ:不審者が侵入を試みた際に、光で威嚇したり、その様子を記録したりすることで、犯罪を未然に防ぐ効果が高まります。
特殊詐欺の対策:SMSや巧妙な誘導に要注意
特殊詐欺の手口はますます多様化し、今回の事例のようにショートメール(SMS)から誘導されるケースや、警察官をかたる者からの詐欺が続いています。
SMSからの誘導詐欺: 「未納料金がある」「会員登録が完了しました」といった不審なSMSが届いても、安易に折り返したり、記載されたURLをクリックしたりしてはいけません。身に覚えのない請求は、たとえ「消費者センターに相談すれば返金される」といった甘い言葉があっても、すべて詐欺だと疑いましょう。 POSAカード(コンビニなどで購入できるプリペイドカード)を購入させ、その番号をだまし取る手口も増えています。正規の機関が、料金の支払いや返金のためにPOSAカードの購入を指示することはありません。
警察官をかたる詐欺: 「マネーロンダリングの捜査」「逮捕状が出ている」「現金を調べる必要がある」などと、警察官や捜査官を名乗って電話をかけてくる手口は典型的な詐欺です。警察が直接自宅に現金を取りに来たり、銀行口座への送金を指示したりすることは絶対にありません。 今回の小比企町のケースのように、被害を免れた事例もあります。これは、冷静に対応し、警察官を名乗る人物の指示を鵜呑みにしなかった結果だと思われます。
大切なのは、「すぐに信用しない」「一人で判断しない」「迷ったら相談する」の3原則です。
まとめ
今回の八王子市での犯罪被害状況は、日々の防犯意識の重要性を改めて教えてくれます。侵入窃盗や特殊詐欺は、常に私たちの身近に潜んでいます。
ご自宅の防犯対策を今一度見直し、特に窓やドアのセキュリティを強化しましょう。また、電話やSMSで身に覚えのない請求や、警察官などを名乗る怪しい連絡があった場合は、必ず冷静に対応し、迷わず警察(#9110)やご家族に相談してください。
皆様の安全で安心な暮らしのため、私たち防犯専門店SOSは、これからも役立つ情報を提供してまいります。
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