防犯対策ブログ
2025/06/02 13:05
防犯対策の専門家、防犯専門店SOSです。
空き巣被害に遭わないためには、日頃の防犯意識が非常に大切です。空き巣は、いきなり犯行に及ぶのではなく、事前に「下見」を行うケースが多いと言われています。まるで獲物を狙う狩人のように、どの家が侵入しやすいか、留守のタイミングはいつか、そして逃げやすい経路はあるかなどを、虎視眈々とチェックしているのです。
特に、「侵入しやすく逃げやすい家」というのは、空き巣にとって格好のターゲット。そして、この条件には、実はご自宅の「立地」や「周辺環境」が大きく影響していることがあるのです。
今回は、空き巣に狙われやすい要注意な住宅の立地について、具体的な対策と合わせて詳しく解説していきます。ご自身の住まいが該当しないか、ぜひチェックしてみてください。
要注意な立地1:「旗竿地」は空き巣の隠れ蓑?
まず注意したいのが「旗竿地(はたざおち)」と呼ばれる土地です。旗竿地とは、道路や公道に接している部分が狭く、細い通路(竿部分)の奥にまとまった土地(旗部分)がある形状の土地のことを指します。
この形状、実は空き巣にとって非常に好都合な条件が揃いやすいのです。竿部分である細長い通路は、道路から奥まった家の様子をうかがうのに絶好の場所。特に、この通路部分に隣接する建物や塀などがあると、外部からの視線が届きにくく、空き巣が長時間潜んでいても発見されにくいという危険性があります。下見をする空き巣にとっては、まさに「聖域」とも言える場所になりかねません。
では、旗竿地にお住まいの場合、どのような対策が有効なのでしょうか。まず、侵入経路となりやすい細い通路には、「センサーライト」の設置が効果的です。人が通るとパッと明かりがつくため、空き巣は自分の存在を察知されることを嫌い、侵入を諦める可能性が高まります。また、通路部分に「音の出る砂利(防犯砂利)」を敷くのも良いでしょう。ジャリジャリという足音は、家の中にいる人だけでなく、近隣住民にも異常を知らせる効果が期待できます。
要注意な立地2:「大きな道路・線路沿い」は騒音が味方する?
意外に思われるかもしれませんが、「大きな道路沿い」や「線路沿い」の住宅も、空き巣にとっては狙いやすい条件の一つとなることがあります。その理由は「騒音」です。
日常的に車が頻繁に通行する音や、電車の通過音が響く環境では、いざという時の「異音」がかき消されやすいというデメリットがあります。例えば、空き巣が窓ガラスを割って侵入しようとする際、その破壊音が周囲の騒音に紛れてしまい、近隣住民に気付かれにくいのです。空き巣は、こうした環境音を「犯行の隠れ蓑」として利用する可能性があります。
大きな道路や線路沿いの住宅では、窓ガラスの防犯対策を強化することが重要です。具体的には、衝撃に強い「防犯ガラス」への交換や、窓に「補助錠」を取り付けて二重ロックにするなどの対策が考えられます。また、窓が開けられたり割られたりした際に警報音が鳴る「窓用防犯ブザー」の設置も、侵入を未然に防ぐ効果が期待できます。
まとめ:立地の弱点を理解し、適切な対策を
今回は、空き巣に狙われやすい住宅の立地として「旗竿地」と「大きな道路・線路沿い」を挙げ、それぞれの対策について解説しました。もちろん、これらの立地が全て危険というわけではありませんし、他の立地条件でも防犯対策は不可欠です。
大切なのは、ご自宅の立地や周辺環境が持つ「防犯上の弱点」を正しく理解し、それに応じた適切な対策を講じることです。日頃から防犯意識を高め、安心・安全な住環境を整えていきましょう。
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