防犯対策ブログ
2025/06/04 11:37

防犯対策の専門家、防犯専門店SOSです。
「家にいるから大丈夫」そう思っていませんか?実はその考え、非常に危険なんです。LIXILの「住まいの防犯意識調査」によると、特に高齢の女性で「家にいるから」という理由で防犯対策をしていない方が2~3割もいることが分かりました。
闇バイトの手口を知らないと危ない!
調査では、闇バイトによる住宅侵入盗の手口を詳しく知らない人が70.6%もいることが明らかになりました。特に60代の女性では約8割が手口を知らないという結果に。この「知らない」という状態が、防犯意識の低下に繋がっているのかもしれません。
昔の泥棒といえば、家主がいない時間帯を狙う「空き巣」が一般的でした。しかし、最近増えている闇バイトによる侵入盗は、あえて在宅中を狙ってくるケースも少なくありません。 彼らは「たたき」とも呼ばれる手口で、住民がいることを承知の上で侵入し、金品を強奪します。これは、在宅しているからこそ、犯人にとっては金品のありかを問い詰めやすい、あるいは抵抗されにくいと考えるためです。
具体的な手口としては、以下のようなものが挙げられます。
強盗: 住民が在宅していることを確認し、堂々と押し入って金品を要求する。
窃盗(居抜き): 住民がリビングなどにいる隙に、寝室や別の部屋に侵入して金品を盗む。
アポ電強盗: 事前に電話で家族構成や資産状況などを聞き出し、訪問して強盗に及ぶ。
宅配業者などを装う: 玄関を開けさせるために、宅配業者や点検業者などを装って接触を試みる。
「家にいるから」の落とし穴
防犯対策をしていない理由として、「どんな対策をしたら良いか分からない」「価格が高いから」といった声も多いですが、「家にいるから」という理由が3番目に多いのです。そして、この理由を挙げる方は高齢になるほど多く、60代女性では約3割近くに上ります。
「家にいるから大丈夫」という思い込みは、まさに泥棒の思うツボです。もし在宅中に侵入されてしまったら、金品を盗られるだけでなく、ご自身の身に危険が及ぶ可能性もあります。最悪の場合、命に関わる事態に発展することもゼロではありません。
在宅時こそ防犯対策を!
では、どうすれば良いのでしょうか?
まず大切なのは、「家にいるから」という油断を捨てることです。そして、闇バイトの手口を知り、在宅時でも被害に遭う可能性があるという意識を持つことが第一歩です。
具体的な対策としては、以下のようなものがあります。
ドアや窓の鍵を二重にする(ワンドアツーロック): 補助錠を取り付けるだけで、侵入に時間がかかり、犯人が諦める可能性が高まります。
窓に防犯フィルムを貼る: ガラスを割られにくくし、侵入を防ぎます。
防犯カメラやセンサーライトの設置: 侵入者を威嚇し、証拠を残すことができます。特に、玄関だけでなく、敷地内や庭などにも設置を検討しましょう。
戸締まりの徹底: 少しの時間でも家を離れる際はもちろん、在宅時も常に施錠を心がけましょう。特に2階の窓なども油断せず、しっかりと施錠してください。
不審な人物には警戒する: 見慣れない訪問者や、家の周りをうろつく人物がいたら注意しましょう。安易にドアを開けず、インターホン越しに確認する習慣をつけましょう。
地域の防犯情報を確認する: 自治体や警察のウェブサイトなどで、地域の不審者情報や犯罪発生状況を確認し、意識を高めましょう。
「家にいるから安心」ではなく、「家にいるからこそ、しっかり対策する」という意識を持つことが、ご自身とご家族の安全を守るために非常に重要です。できることから少しずつ、防犯対策を始めてみませんか?
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