防犯対策ブログ
2025/06/13 11:41
防犯対策の専門家、防犯専門店SOSです。
最近、また新たな手口の詐欺が増えているので、皆さんにお伝えしたいと思います。今回は、なんと宅配業者を名乗る者からのウソの電話がきっかけとなる詐欺です。手口が巧妙化しており、一見すると本物のように思えるので、ぜひ最後まで読んで、自分や大切な人を守るための知識を身につけてください。
宅配業者からの不審な電話、その内容は?
この詐欺の始まりは、皆さんの元にかかってくる一本の電話です。相手は宅配業者を装い、次のような内容を告げてきます。
「あなたが送った荷物をX線にかけたところ、多額の現金が入っていました。」
「あなたの個人情報が悪用されている可能性があります。」
「これは大変です。被害届を出した方が良い。2時間以内に出してください。」
どうでしょうか?突然こんなことを言われたら、驚いてしまいますよね。自分が荷物を送った記憶がなくても、「まさか?」と不安になってしまうかもしれません。しかし、ここからが詐欺師の狙いです。
SNSのビデオ通話に誘導、そしてニセの警察手帳や逮捕状
電話でのやり取りの後、犯人は「詳しい話はSNSのビデオ通話で」と要求してきます。そして、ビデオ通話に切り替えると、なんと偽の警察手帳や逮捕状を見せつけてくるのです。彼らは本物の警察官であるかのように装い、あなたを信用させようとします。
そして、最終的には「逮捕されたくなければ、資金の流れを調べる必要がある」「お金を振り込んでください」と要求してくるのです。突然のことでパニックになっていると、指示されるままにお金を振り込んでしまうかもしれません。
これだけは覚えて!警察は絶対にしないこと
しかし、冷静に考えてみてください。警察がこのような対応をすることはありません。
警察がビデオ通話でやりとりすることは絶対にありません。
警察がビデオ通話で逮捕状を見せることは絶対にありません。
警察が「逮捕されたくなければ、資金の流れを調べる必要がある。お金を振り込んで」と要求することは絶対にありません。
これらはすべて、詐欺師があなたを騙すための嘘の手口です。警察官を名乗る人物からお金を要求されたり、不審なビデオ通話に誘導されたりしたら、すぐに詐欺だと疑ってください。
もし不審な電話がかかってきたらどうする?
もし、今回ご紹介したような不審な電話がかかってきたら、以下のことを実践してください。
すぐに電話を切る: 相手のペースに乗せられないよう、すぐに電話を切ってください。
相手にせず無視する: SNSのビデオ通話に切り替えるように言われても、絶対に要求に応じないでください。
家族や友人に相談する: もし不安に感じたら、一人で抱え込まず、すぐに信頼できる家族や友人に相談しましょう。
警察に相談する: 少しでも不審に感じたら、ためらわずに警察の相談窓口(#9110)や最寄りの警察署に相談してください。
詐欺の手口は日々巧妙化していますが、共通しているのは「焦らせる」「冷静な判断をさせないようにする」という点です。もし今回のような電話がかかってきたら、「これは詐欺かもしれない」と一歩立ち止まって冷静に対応してくださいね。
私たちは、皆さんのご家庭が安心・安全な場所であるよう、これからも防犯に関するお役立ち情報を発信していきます。もし防犯について不安なことがあれば、いつでもご相談ください。
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