防犯対策ブログ
2025/07/01 10:21
防犯対策の専門家、防犯専門店SOSです。
梅雨だというのに、関東では夏日が続いていますね。体調管理には十分お気をつけください。しかし、暑さに気を取られている間に、私たちの身近なところで犯罪は後を絶ちません。今回は、町田市内で6月16日から6月22日までの1週間に発生した最新の犯罪被害情報をお伝えします。特殊詐欺の被害が依然として多発しており、手口もさらに巧妙化しています。大切な財産と安心を守るためにも、ぜひ最後までお読みいただき、防犯意識を高めていきましょう。
深刻な特殊詐欺被害、累計3億円超え(1/1~6/22累計)
まず、今年に入ってからの町田市内の特殊詐欺被害の累計から見ていきましょう。
被害認知件数:72件
被害額:約3億4361万円
残念ながら、被害件数、被害額ともに増加の一途を辿っています。前回お伝えした被害額に一部誤りがあり、「約3億3612万円」が正しい被害額でした。訂正してお詫び申し上げます。しかし、今回新たに3億4千万円を超え、その深刻さは変わりません。
6/16~6/22に発生した特殊詐欺の事例
この1週間で新たに確認された特殊詐欺の手口は以下の通りです。
キャッシュカード詐欺盗が2件発生!(小川、南つくし野)
市役所職員を名乗る者から「保険料の還付手続きがあります」「銀行員を向かわせます」といった電話がありました。これを信じてしまい、自宅に来た銀行員を名乗る男にキャッシュカードを渡したところ、巧妙に偽物とすり替えられて盗まれる被害が2件も発生しています。
オレオレ詐欺が2件発生!(金森、鶴間)
通信事業者を名乗る自動音声で「購入した携帯電話の料金が未納です」という電話があり、その後、警察官を名乗る者から「あなたが契約した電話番号が詐欺に使われています」「犯罪に関与していないか口座を確認するため、指定する口座にお金を振り込んでください。」等との電話があり、騙されて、誘導されたATMで犯人の口座に送金してしまいました。
特殊詐欺の被害を防ぐための最重要ポイント
これらの被害事例から、特に以下の点に警戒してください。
電話で「還付金」「お金が戻る」は詐欺のサイン!
市役所や公的機関が、電話でATMの操作を指示したり、現金の還付手続きのために個人情報や口座情報を聞き出したりすることはありません。このような話が出たら、即座に詐欺を疑いましょう。
「カードを預かる」「お金を振り込ませる」は絶対に詐欺!
市役所、銀行員、警察官など、いかなる理由であっても、自宅にキャッシュカードを取りに来たり、現金を振り込むよう指示したりすることはありません。「カードを預かる」「カードを取りに行く」は、キャッシュカード詐欺盗の典型的なキーワードです。
不審な電話は一度切って、自分で確認!
たとえ市役所や警察からの電話であっても、不審に感じたら、相手の部署や氏名を聞いた上で一度電話を切り、自分で正しい番号(広報誌や公式ウェブサイトに記載されている番号など)にかけ直して事実確認をしましょう。
町田警察署管内での侵入窃盗も発生
6月16日から6月22日までの間には、町田警察署管内で侵入窃盗が2件発生しています。
侵入窃盗(つくし野)
建物に侵入され、現金などが盗まれる被害が発生しました。
侵入窃盗を防ぐための対策を再確認
侵入窃盗の被害に遭わないために、以下の対策を徹底しましょう。
在宅時にも玄関、窓を必ず施錠する
「少しの間だから」「家にいるから大丈夫」という油断が、侵入の隙を与えてしまいます。たとえ短時間でも、在宅中でも玄関や窓の施錠を習慣づけましょう。
自宅に防犯カメラを設置する
防犯カメラは、侵入者に対する抑止効果が高いだけでなく、万が一の際に犯人特定のための重要な証拠となります。ダミーカメラでも効果が期待できますが、可能であれば実際に録画できるものを設置することをお勧めします。
皆さんの安全な暮らしのために、今できること
特殊詐欺や侵入窃盗は、いつ、誰の身にも起こりうる犯罪です。日頃から防犯意識を高く持ち、最新の情報を把握し、適切な対策を講じることが、被害を防ぐ最も確実な方法です。
防犯専門店SOSでは、皆さんの安全・安心な生活をサポートするため、様々な防犯に関する情報提供や対策のご提案を行っております。何かご不安な点やご不明な点がございましたら、どんなことでもお気軽にご相談ください。
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