防犯対策ブログ
2025/07/29 11:24
防犯対策の専門家、防犯専門店SOSです。
未明の連続ひったくり事件から学ぶ防犯対策
先日、埼玉県内で発生した連続ひったくり事件のニュースはご覧になりましたでしょうか? なんと、わずか2時間ほどの間に6件ものひったくりが相次いで発生したというのです。 しかも、その犯行の瞬間が防犯カメラにしっかりと記録されていました。 今回は、この衝撃的な事件から、私たちが日頃からできる防犯対策について考えていきましょう。
防犯カメラが捉えた犯行の手口
事件は7月26日の未明、人通りの少ない時間帯に起こりました。2人組のバイクが、ゆっくりと自転車に近づき、前かごに入っていた荷物をひったくるという手口です。 驚くべきは、その手際の良さ。専門家も「かなり手慣れている」と指摘するほどで、バイクのスピードをほとんど落とすことなく、わずか数秒で犯行を完遂しています。
さらに防犯カメラの映像を詳しく見ると、犯行前には、狙いを定めるかのように何度も同じ場所を行き来するバイクの姿が映っていたそうです。これは、獲物を物色するひったくり犯の典型的な行動パターンだと言えます。
狙われる「前かごの荷物」と油断できない「歩道」
今回の連続ひったくり事件で被害に遭ったのは、全て自転車の前かごに入れていた荷物でした。 そして、犯行場所は車道だけでなく、なんと歩道でも被害が確認されています。
「歩道だから安心」と思いがちですが、今回の事件では、車道と歩道の間に植え込みがあっても被害に遭ったケースがあったとのこと。 これは、私たちの防犯意識を大きく揺るがす出来事です。犯人は、私たちの「まさか」という油断を狙っているのかもしれません。
今すぐできる!ひったくり被害を防ぐための対策
では、このような悪質なひったくりから身を守るにはどうすれば良いのでしょうか。
元埼玉県警の専門家も推奨する対策として、
自転車のかごに防犯ネットやカバーをかける: これだけで、犯人が荷物に手を伸ばしにくくなり、ひったくりの抑止力になります。見た目にもわかりやすく、犯人に「対策しているな」と思わせる効果も期待できます。
貴重品は体に密着させて持つ: 財布やスマートフォンなど、金目のものは自転車の前かごに入れず、ポシェットやウエストポーチなど、体に密着する形で持ち歩きましょう。これにより、万が一ひったくりに遭っても、被害を最小限に抑えることができます。
これらの対策は、どれもすぐに実践できることばかりです。 日々の生活の中で、少し意識を変えるだけで、犯罪に巻き込まれるリスクを大きく減らすことができます。
まとめ
今回の連続ひったくり事件は、私たちが普段からいかに防犯意識を持つことが大切かを改めて教えてくれました。 防犯カメラの存在は、犯行の瞬間を記録し、犯人逮捕の手がかりとなるだけでなく、私たちに「どこに危険が潜んでいるか」を具体的に示してくれます。
大切なのは、事件が起きてから対策を考えるのではなく、事件が起こる前にできることを実行することです。 皆さんの大切な財産と安心な暮らしを守るために、今日からできる防犯対策を始めてみませんか?
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