防犯対策ブログ
2025/08/05 09:48
防犯対策の専門家、防犯専門店SOSです。
近年、ニュースなどで報じられる凶悪事件や特殊詐欺の被害拡大を耳にするたび、日本の治安は本当に大丈夫なのだろうかと不安に感じている方も多いのではないでしょうか。特に、住宅への侵入窃盗は、私たちの生活の基盤である家屋の安全を脅かす、非常に身近で深刻な犯罪です。
長らく減少傾向にあった侵入窃盗の認知件数が、2023年から上昇に転じていることをご存知でしょうか。これは、私たちの日々の防犯意識を改めて見直す必要があることを示唆しています。
侵入窃盗の現状と私たちの生活への影響
警察庁の統計によると、侵入窃盗の認知件数は2003年の約45万件をピークに、長年にわたって減少傾向にありました。これは、各家庭での防犯意識の高まりや、防犯カメラ、センサーライトといった防犯アイテムの普及が要因として考えられます。
しかし、2023年に入ってからこの傾向が反転し、侵入窃盗の件数は再び増加に転じています。これは、新型コロナウイルス禍による社会の混乱や、経済的な困窮、そして巧妙化する窃盗犯の手口など、複数の要因が絡み合っていると考えられます。特に、高所得者層を狙った組織的な犯行が横行しているという報道もあり、狙われる家屋の条件が多様化していることも懸念されます。
侵入窃盗の被害に遭うと、金品を盗まれるという直接的な損失はもちろんのこと、それ以上に精神的なダメージが大きいと言われています。自宅という、本来最も安心できるはずの場所が脅かされたという恐怖は、その後の生活に長く影を落とすことがあります。
今すぐできる!効果的な侵入窃盗対策
こうした状況を受けて、私たちはただ「怖い」と不安になるだけでなく、具体的な対策を講じることが重要です。
1. 玄関や窓の施錠を徹底する
「ゴミ出しの間だけだから」「ちょっとそこまで買い物に」といった、ほんの数分の外出でも必ず施錠しましょう。侵入窃盗犯は、わずかな隙間を狙っています。二重ロックや補助錠の設置も非常に有効です。
2. 防犯カメラ・センサーライトの設置
防犯カメラは、犯行の抑止力として非常に効果的です。また、人感センサー付きのライトを設置すれば、夜間でも不審者が近づいた際に明るく照らし、周囲に注意を促すことができます。
3. 窓ガラスの強化
侵入窃盗の侵入経路で最も多いのが窓ガラスです。防犯フィルムを貼ったり、防犯合わせガラスに交換したりすることで、ガラスを破られるまでの時間を稼ぎ、犯行を諦めさせる効果が期待できます。
4. 近所との連携を深める
日頃から近所の人と挨拶を交わし、顔見知りになっておくことは、地域全体の防犯力を高める上で非常に重要です。不審者を見かけた際に声をかけ合ったり、情報を共有したりすることで、犯罪の芽を摘むことができます。
日本の治安は決して「絶対安全」ではありません。しかし、一人ひとりが防犯意識を高め、できることから対策を始めることで、犯罪に強い社会を築いていくことができます。
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