防犯対策ブログ
2025/08/07 17:05
防犯対策の専門家、防犯専門店SOSです。八王子市より、最新の犯罪被害発生状況が発表されましたのでお伝えします。
八王子市における最近の犯罪発生状況
侵入窃盗(2件)
7月23日から24日にかけて、左入町の一戸建てで、玄関から侵入され、現金30万円、キャッシュカードなどが盗まれました。
7月25日、同じく左入町の集合住宅で、合鍵を使用して侵入され、現金1万7千円、携帯電話機などが盗まれました。
特殊詐欺(2件)
7月23日、大楽寺町で、市役所職員をかたる者から「お金が戻ります」「通帳に不具合があります。今日家に取りに行きます」と言われ、自宅に来た男に通帳を手渡してしまい、被害に遭いました。
7月25日から29日にかけて、楢原町で、徳島県警をかたる者から電話やLINEで「不正な資金が流れている可能性があるので調査する」と言われ、相手の指示に従い、指定された口座に現金を振り込み、約170万円の被害が発生しました。
侵入窃盗対策:玄関と鍵の管理を再確認しましょう
今回の侵入窃盗は、どちらも玄関からの侵入という共通点があります。一つは施錠されていなかった可能性があり、もう一つは合鍵が悪用されたケースです。
玄関の施錠を徹底:
わずかな時間でも外出する際はもちろん、在宅時でも玄関の鍵は必ずかける習慣をつけましょう。
泥棒は、鍵のかかっていない家を探して回っています。「うっかり」が大きな被害につながります。鍵の管理を厳重に:
合鍵を郵便受けや植木鉢の下など、安易な場所に隠しておくと、犯罪者に簡単に発見されてしまいます。
合鍵は信頼できる人に預けるか、厳重に保管しましょう。また、鍵を紛失した場合は、すぐに鍵を交換することが大切です。物理的な防犯強化:
玄関ドアには、補助錠や防犯性の高いディンプルキーを取り付け、ワンドア・ツーロックを徹底しましょう。
ドアスコープやサムターンカバーを設置することも、不正な手口による侵入を防ぐのに役立ちます。
特殊詐欺対策:公的機関をかたる巧妙な手口とLINE利用に注意
今回の特殊詐欺の被害は、市役所職員や警察官をかたる手口でした。特に、公的機関を名乗ることで、被害者を信用させようとします。
公的機関は通帳や現金を要求しない:
市役所や警察が、電話で「お金が戻ります」「通帳に不具合がある」などと言って、通帳や現金を自宅まで取りに来ることは絶対にありません。
このような電話はすべて詐欺だと疑い、きっぱりと断ってください。LINEやSNSでのやり取りは要注意:
徳島県警をかたってLINEで指示を出す手口も確認されました。
たとえ相手が警察を名乗っていても、SNSでのお金や個人情報のやり取りは絶対にしないでください。「電話を切る」「相談する」の鉄則:
不審な電話がかかってきたら、すぐに電話を切りましょう。
そして、相手から伝えられた連絡先ではなく、ご自身で調べた正規の電話番号にかけ直し、事実確認をすることが重要です。
少しでも不安を感じたら、すぐに家族や警察相談専用電話「#9110」に相談してください。
まとめ
八王子市で発生している犯罪は、私たちの身近な場所で、巧妙な手口で発生しています。大切なものを守るためには、日頃からの防犯意識と、具体的な対策の実践が不可欠です。
特に玄関や鍵の管理、そして不審な電話やメッセージへの対応には、くれぐれもご注意ください。少しでもおかしいと感じたら、決して一人で抱え込まず、必ず誰かに相談するようにしましょう。
防犯専門店SOSは八王子をはじめとした多摩地域のご家庭の安心・安全な暮らしをサポートするための防犯設備士が運営する防犯用品専門店です。
専用お問い合わせフォームよりご連絡ください。