防犯対策ブログ
2025/08/26 10:48
防犯対策の専門家、防犯専門店SOSです。
昨日は自転車の盗難についてお話ししましたが、今回はさらに私たちの生活に深く関わる「自動車の盗難」について、特に意外な車両が狙われているという話題を取り上げます。
「自動車盗難」と聞くと、高級車が狙われるイメージが強いかもしれません。しかし、最近の警察庁の発表によると、私たちの身近な乗り物である軽トラックの盗難が急増し、高級車と並んで盗難被害の上位にランクインしているんです。
狙われる軽トラック、その背景とは?
2024年に確認された自動車盗難被害のトップ10に、ダイハツの「ハイゼット」やスズキの「キャリィ」といった軽トラックが含まれています。これは、農家の方々にとって大切な「足」であり、日々の仕事に欠かせない軽トラックが、窃盗犯にとって新たなターゲットになっていることを示しています。
なぜ軽トラックが狙われるのでしょうか?
その理由の一つに、「つい、うっかり」という隙があります。 「畑で鍵をなくしたら大変」「すぐに戻るから」といった理由で、エンジンをかけたまま、あるいは鍵をかけずに車から離れてしまうケースが少なくありません。たった2、3分の間に、車が盗まれてしまう被害も実際に発生しています。
軽トラック盗難を防ぐためのポイント
では、軽トラックの盗難を防ぐためには、どのような対策をすれば良いのでしょうか。
基本的なことですが、やはり「わずかな時間でも必ず施錠する」ことが最も重要です。
「キーレススタート」を活用する
最近の車には、鍵をポケットに入れたままエンジンをかけられる機能があります。鍵を常に身につけておけば、うっかり置き忘れるリスクを減らせます。鍵の管理方法を見直す
ズボンのベルトループにカラビナで留める、大きなキーホルダーを付けて見つけやすくするなど、鍵をなくさない工夫をすることも大切です。防犯カメラの設置
駐車場などの場合、盗難の瞬間を記録できれば、犯人逮捕に繋がりやすくなります。最近では、ソーラー式のモデルなど個人でも手軽に導入できるようになりました。ハンドルロックやタイヤロックの活用
物理的に運転を困難にするこれらのアイテムは、窃盗犯が諦めるきっかけになります。
警戒心が緩む場所こそ注意が必要
今回の被害事例では、「直売所のように顔見知りが多く、警戒心が緩む場所」での被害が報告されています。日頃から行き慣れた場所や、人の出入りがある場所だからこそ、「まさか自分の車が盗まれるなんて」という油断が生まれてしまうのです。
大切な車を守るためには、場所や時間に関係なく、「必ず施錠する」という意識を徹底することが何よりも重要です。
皆さんの周りで軽トラックを利用している方がいたら、ぜひ今回のブログの内容をシェアしてあげてください。 「当たり前」の防犯対策を、今一度見直してみましょう。
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