防犯対策ブログ
2025/08/29 17:52
防犯対策の専門家、防犯専門店SOSです。
先日、神戸市で起きたマンションでの痛ましい事件。その後、逮捕された容疑者が過去にも同様の手口で侵入を繰り返していたという事実が明らかになりました。オートロックの扉をすり抜ける「共連れ」と呼ばれる手口です。
そして、被害者が襲われたのはエレベーターの中でした。エレベーターは密室であり、もし不審者と二人きりになってしまった場合、逃げ場がない状況に陥ってしまいます。今回は、エレベーターでの防犯対策について、さらに掘り下げてお話ししたいと思います。
エレベーターに潜む危険
エレベーターは、目的地に素早く移動できる便利な設備ですが、同時に非常に危険な場所にもなり得ます。特に一人で乗る際には、不審者と密室で二人きりになるリスクがあることを忘れてはいけません。
共連れで侵入してきた人物が、エレベーターで被害者を待ち伏せしたり、後から乗り込んできたりするケースも少なくありません。エレベーター内は基本的に防犯カメラが設置されていますが、その場で助けを求めることは困難です。
今すぐできるエレベーターでの防犯対策
では、どうすればエレベーターでの危険を回避できるのでしょうか?
不審者と同乗しない
エレベーターを待っているとき、もし後から不審な人物が来た場合は、「誰かに電話をかけるふり」をするなどして、一度エレベーターを見送るのが賢明です。壁を背にして非常ボタンの近くに立つ
もし不審者と同乗することになってしまった場合は、壁を背にして立ち、非常ボタンのすぐ近くをキープしましょう。そして、エレベーターの内部全体が見える位置に立つことで、相手の動きを把握しやすくなります。異変を感じたらすぐに降りる
エレベーターに乗った後で「何かおかしい」と感じたら、次の階で降りてしまいましょう。もし、不審な人物も一緒に降りてきた場合は、すぐに別のエレベーターに乗るか、階段を利用して人の多い場所へ避難してください。エレベーター内での行動に注意する
エレベーター内では、スマホをいじるなどして無防備になるのは危険です。常に周囲に気を配り、不審な人物がいないか警戒しましょう。
オートロックを過信しない
専門家も指摘するように、「オートロックがあるから安心」という考えは捨てなければなりません。オートロックはあくまで防犯対策の第一歩であり、万能ではありません。
オートロックを通過する際は必ず振り返り、後ろに人がいないか確認しましょう。そして、見知らぬ人には先に中に入るよう譲ることも、共連れを防ぐ有効な手段です。
玄関・窓の施錠も徹底する
今回の事件で明らかになったように、犯罪者は同じ手口を繰り返す傾向があります。オートロックマンションに住んでいるからといって、自宅の玄関や窓の施錠を怠ってはいけません。
二重ロックや窓用防犯フィルムなど、自宅の防犯対策も怠らないようにしましょう。小さな対策の積み重ねが、大きな安心につながります。
あなたの大切な命や家族を守るために、日々の防犯意識を改めて見直してみてください。
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