防犯対策ブログ
2025/09/01 15:00
防犯対策の専門家、防犯専門店SOSです。
実家の防犯、大丈夫ですか?
「実家は地方で治安も良いし、近所付き合いもあって安心だから、特に防犯対策はしていない」
こう考えている方も多いのではないでしょうか。実は、そうした「昔ながらの安心感」が、思わぬ犯罪の隙を生んでしまうことがあります。今回は、ある調査結果を参考に、実家の防犯対策について一緒に考えていきたいと思います。
「昔ながらの安心感」が危ない?
最近の調査で、地方や郊外に住む親を持つ首都圏在住の子どもたちに「実家の防犯対策」について尋ねたところ、約6割が「不安を感じる」と回答しました。
しかし、一方で「不安を感じていない」と答えた人の理由として最も多かったのが、「近所付き合いがあるから」という回答でした。昔から地域で培われてきたご近所との関係は確かに大切で、お互いに見守り合うことで安心感が生まれます。
ですが、こうした「近所付き合い」や「地域の治安が良い」という理由だけで、具体的な防犯対策がおろそかになっているケースも少なくありません。
昔と比べて、ご近所付き合いのあり方も変わってきています。仕事やライフスタイルの変化により、日中に自宅にいる人が減ったり、高齢化によってご近所同士の見守りが難しくなったりしているのが現実です。
「近所付き合いがあるから大丈夫」という考えは、現代の犯罪手口を前にすると通用しないかもしれません。
子ども世代が心配する犯罪と親世代の現状
調査では、子ども世代が実家で心配している犯罪として、「空き巣」「強盗」「詐欺電話」がトップ3に挙げられました。
特に注目すべきは、「詐欺電話」です。最近は、高齢者を狙った特殊詐欺が巧妙化しており、電話一本で大切な資産が奪われてしまうケースが後を絶ちません。
しかし、実家で使われている電話機を調べると、約3人に1人が「迷惑電話防止機能がついていない」と回答しています。詐欺への不安を感じながらも、具体的な対策が後回しになっている実態が浮き彫りになりました。
また、インターホンについても、いまだに約3割の家が「カメラなしのブザーのみ」を使っているという結果が出ています。誰が訪ねてきたかわからないままドアを開けてしまう危険性があるのです。
今すぐできる、実家の防犯アップデート
実家は大切な家族が暮らす場所です。もし、今「実家の防犯が心配だな」と感じたら、まずは親御さんと話し合ってみましょう。
【すぐにできる防犯対策】
カメラ付きインターホンへの交換
誰が来たかを確認してから対応できるため、不審者や不審な勧誘を避けることができます。迷惑電話防止機能付き電話機への交換
着信前に警告アナウンスを流すなど、詐欺電話をブロックする機能が備わっています。防犯カメラの設置
庭先や玄関先に防犯カメラを設置するだけで、犯罪を未然に防ぐ効果が期待できます。センサーライトの活用
人の動きを感知して自動で点灯するライトは、侵入者を威嚇するのに効果的です。
犯罪の手口は日々巧妙になっています。ご近所とのつながりも大切ですが、それだけに頼るのではなく、最新の防犯機器を上手に活用して、大切な家族の安心と安全を守るための「アップデート」を始めてみませんか。
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