防犯対策ブログ

2025/09/02 17:50

防犯対策の専門家、防犯専門店SOSです。

9月に入り、台風が心配な季節です。実は、台風がもたらすのは暴風や大雨だけではありません。意外なことに、台風が「空き巣」や「強盗」といった侵入窃盗の危険を高めることをご存知でしょうか。

「なぜ台風の日に犯罪が?」と疑問に思う方もいるかもしれません。多くの人は、台風の日は家でおとなしく過ごすものと考えています。実際、台風が接近しているときは、外出を控えて窓を閉め切り、雨戸を閉めているご家庭も多いはずです。しかし、残念ながら、泥棒たちはこうした状況を逆手に取って侵入のチャンスを伺っています。


台風の日に空き巣が増える3つの理由

泥棒が台風の日を好むのには、明確な理由があります。

  1. 物音がかき消される
    台風の激しい風雨は、まるで天然の防音壁。窓ガラスを割る音や鍵をこじ開ける音も、大雨と強風の音にかき消されてしまいます。普段ならすぐに異変に気づくような音も、台風の夜には誰も気づきません。泥棒にとっては、大きな音を立てることを気にせずに犯行に及べる絶好の機会なのです。

  2. 足跡や証拠が消える
    大雨は、泥棒の足跡や車のタイヤ跡などを洗い流してしまいます。これにより、警察の捜査が難航することも。犯行現場に残る証拠を気にしなくて済むため、大胆な行動に出やすくなります。

  3. 人目につきにくい
    台風の日は、ほとんどの人が外に出ません。近所の人々も雨戸を閉め切って家にいるため、泥棒が侵入する様子を目撃される可能性が極端に低くなります。また、たとえ室内灯がついていても、「誰もいない」と勘違いされやすいのも盲点です。なぜなら、泥棒は「台風の日だから、この家の人も雨戸を閉めて静かにしているだろう」と考えるからです。


備えあれば憂いなし!台風シーズンにやるべき防犯対策

「まさか台風の日に泥棒が」と油断してはいけません。大切なのは、台風が来るときこそ防犯意識を高めることです。

  • 窓やドアの戸締まりを徹底する
    当たり前のことですが、基本中の基本です。外出していなくても、台風が来たらすべての窓やドアの鍵をしっかりとかけてください。

  • 雨戸やシャッターを閉める前にひと工夫
    雨戸やシャッターは、泥棒から見て家の中の様子を隠してくれるため有効です。しかし、閉め切る前に、窓に補助鍵をつけたり、防犯ブザーを設置したりするのも良いでしょう。万が一、泥棒が侵入しようとしても、簡単に突破できない工夫が大切です。

台風は自然災害ですが、その性質を悪用する犯罪もまた存在します。備えをしっかり行い、大切なご家族と財産を災害と犯罪の両方から守りましょう。

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