防犯対策ブログ
2025/09/04 14:42
防犯対策の専門家、防犯専門店SOSです。
これから迎える秋の行楽シーズン、旅行や帰省で家を空ける機会が増える方も多いのではないでしょうか。そんな時、心配になるのが空き巣などの侵入犯罪です。しかし、空き巣も人間。嫌いなものがあります。今回は、空き巣が絶対に避けたい4つのポイント、「時間」「目」「光」「音」について、具体的なエピソードを交えながらご紹介します。
1. 「時間」侵入に時間がかかる家は狙わない
空き巣は、いかに短時間で侵入できるかを最優先に考えます。彼らが最も嫌うのは、時間をかけることです。例えば、窓ガラスを割るのに5分以上かかると、多くの空き巣は諦めます。これは、侵入に手間取れば人に見つかるリスクが高まるからです。
ある記事で目にした、元空き巣犯が語った話が印象的でした。「鍵が二重になっている家は絶対に狙いませんでした。侵入に10分以上かかる家は、どんなに高級そうでもパスです。」と。この話からもわかるように、ワンドア・ツーロック(1つのドアに2つの鍵)は非常に有効な対策です。補助錠を設置するだけで、侵入にかかる時間を倍増させることができます。さらに、窓に防犯フィルムを貼ることで、ガラスを割るのに時間がかかるようにするのも効果的です。
2. 「目」人の「目」がある家を避ける
空き巣は、誰かに顔や姿を見られることを最も恐れます。なぜなら、目撃者がいれば逮捕につながる可能性があるからです。近隣住民の「目」はもちろん、防犯カメラやセンサーライトも彼らにとっては「目」として機能します。
ある空き巣未遂事件の話です。その家は玄関に人感センサー付きのライトを設置していました。深夜、不審者が玄関に近づいた瞬間、ライトがパッと点灯し、それを見た不審者は慌てて逃げ去ったそうです。この事例は、直接的な「目」ではなくても、人の存在を知らせる「気配」が犯人を遠ざける効果があることを示しています。
3. 「光」明るい場所を嫌う
空き巣は暗闇に紛れて行動することが多いです。そのため、明るい場所を非常に嫌います。特に夜間、家に誰もいないことを確認するために下見をする際、家の周りが煌々と明るいと、それだけで侵入を躊躇させます。
ある住宅街では、街灯が少なく、暗い通りに面した家ばかりが狙われる傾向がありました。センサーライトは、人が近づくと自動で点灯するため、空き巣に「誰かがいるかもしれない」という警戒心を与え、犯行を諦めさせる強力なツールになります。
4. 「音」大きな音を立てるのを嫌がる
侵入時に大きな音を立ててしまうと、近所の人に気づかれたり、在宅中の住人に気配を察知されたりするリスクが高まります。空き巣は、音を立てずに静かに侵入することを好みます。
例えば、侵入時に窓ガラスを割る音が近所中に響き渡り、住人が通報したことで犯人が逮捕されたケースは少なくありません。また、防犯ブザーや警報機も非常に有効です。玄関や窓の開閉を感知して大音量で警報が鳴るように設定しておけば、侵入を試みた瞬間に犯人を驚かせ、逃走させることができます。
まとめ
空き巣は、これらの「時間」「目」「光」「音」を徹底的に嫌います。これらの対策は一つひとつが地味に見えるかもしれませんが、複数組み合わせることで、侵入を試みる犯人にとって非常にリスクの高い家となり、結果として被害に遭う確率を大幅に下げることができます。旅行や外出の際は、これらのポイントを意識して、ご自宅の防犯対策を見直してみてください。
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