防犯対策ブログ
2025/09/18 12:50
防犯対策の専門家、防犯専門店SOSです。八王子市より、最新の犯罪被害発生状況が発表されました。
今回は、9月5日から9月11日にかけて発生した侵入窃盗の被害に焦点を当ててお伝えします。
八王子市における最近の犯罪発生状況
侵入窃盗(5件)
9月4日、高倉町の一戸建てで、侵入方法不明のまま、財布や現金2万6千円などが盗まれました。
9月8日から9日にかけて、東浅川町の事務所で、侵入方法不明のまま、財布や現金1千円などが盗まれました。
9月8日から9日にかけて、椚田町の事務所で、出入り口を壊して侵入され、金庫や現金約34万円などが盗まれました。
9月9日から10日にかけて、めじろ台4丁目の一戸建てで、1階の窓ガラスを壊して侵入され、現金35万円、指輪などが盗まれました。
9月9日から10日にかけて、めじろ台1丁目の一戸建てで、1階の窓ガラスを壊して侵入され、現金約1千円が盗まれました。
侵入窃盗対策:手口から見る防犯のポイント
今回の被害状況を見ると、事務所や一戸建て住宅が複数件、侵入窃盗の被害に遭っていることがわかります。特に、「窓ガラスを壊して侵入」する手口が目立ちました。これは、侵入窃盗犯が最もよく使う手口の一つです。
窓ガラスを壊す手口とは?
窓ガラスを壊して侵入する犯人は、ガラス全体を割るのではなく、クレセント錠(窓の鍵)の近くに小さな穴を開け、そこから手を差し込んで鍵を開けて侵入します。
この手口には、主に二つのパターンがあります。
打ち破り
ドライバーやハンマーなどでガラスを叩き割り、穴を開ける手口です。大きな音が出ますが、一瞬で犯行を終えられます。こじ破り
ドライバーなどでガラスと窓枠の隙間をこじ開けて割る手口です。音が出にくいため、人通りの少ない場所や裏口の窓などが狙われやすい傾向にあります。
犯人は、侵入に5分以上かかると、その7割が犯行を諦めると言われています。そのため、窓ガラスの防犯対策は、犯行に時間をかけさせることが非常に重要です。
窓ガラスの防犯強化と防犯カメラの設置
めじろ台で発生した2件の侵入窃盗は、どちらも1階の窓ガラスが壊されています。1階の窓は、侵入犯にとって最も狙われやすい場所です。
防犯フィルムを貼る
ガラスに防犯フィルムを貼ることで、ガラスが割れにくくなり、侵入に時間がかかります。補助錠を取り付ける
窓を二重に施錠することで、防犯性を高められます。防犯ガラスへの交換
より高い防犯効果を求めるなら、防犯ガラスへの交換も有効です。
また、今回の被害のように、侵入方法が不明なケースや、犯行の瞬間を記録するためには、防犯カメラの設置が非常に有効です。
犯罪抑止効果
カメラがあることを示すことで、犯罪者に「見られている」という意識を与え、犯行を思いとどまらせる効果が期待できます。AIカメラならフラッシュライトと音声で自動威嚇もでき、未然に防ぐ効果も期待できます。証拠の確保
万が一、被害に遭ってしまった場合でも、カメラの映像は犯人特定のための有力な証拠となります。
まとめ
八王子市で発生している侵入窃盗は、住宅だけでなく、事務所や店舗も狙われていることを示しています。今回の被害事例から学び、ご自身や大切な財産を守るために、今一度、ご自宅や職場の防犯対策を見直すことが重要です。
窓ガラスの防犯強化と防犯カメラの設置は、侵入窃盗を防ぐための基本的な対策です。これらの対策を講じることで、犯罪のリスクを大きく減らすことができます。
少しでも不審な点があれば、決して一人で抱え込まず、すぐに警察(#9110)やご家族に相談してください。専用お問い合わせフォームよりご連絡ください。