防犯対策ブログ
2025/10/27 11:56

防犯対策の専門家、防犯専門店SOSです。
【思い込み注意】マンションのオートロックは万能じゃない!
警察庁は10月1日、「匿流情報分析室」(兼務も含め38人体制)を設置。また、警視庁は「匿流対策本部」(140人体制)を発足させ、46道府県警から出向する捜査員100人による専門チーム「匿流ターゲット取り締まりチーム(T3)」を置いたと発表しました。
匿流はSNSで緩くつながり事件ごとにメンバーを代えるため、実態がつかみにくく、治安対策上の脅威となっています。暴力団と違って、組織やメンバーの特定が難しいのが特徴です。
匿流関連の犯罪は住宅購入を検討していても「戸建は危ないかもしれない、セキュリティのしっかりしたマンションの方が安全だろう」と考える人が増えていると想像できます。
あるアンケート調査では、「マンションは一軒家に比べてセキュリティーが高いため安全だと思うか?」という問いに、なんと8割以上が「安全」と回答したそうです。この数字からも、マンションのセキュリティ、特に「オートロック」に対する信頼度の高さがうかがえます。
しかし、多くの人が抱くこの"安心"こそが、防犯上の大きな落とし穴になっているかもしれません。
警視庁データが示す共同住宅の現実
皆さんの「安全だ」というイメージとは裏腹に、侵入犯罪の発生状況を見ると、残念ながらその認識は改める必要があります。
警視庁の発表するデータによると、侵入犯罪全体の4件に1件が、マンションやアパートといった共同住宅で発生しているのです。「オートロックがあるから大丈夫」という考えは、もはや通用しません。
オートロックを過信する危険な習慣
では、なぜオートロック付きのマンションで、これほどまでに犯罪が起きているのでしょうか?その最大の原因は、住む人々の「気の緩み」にあります。
「エントランスで外部の人がシャットアウトされているから」と、玄関の鍵を閉めない、あるいは補助錠やチェーンをかけないという人が意外なほど多くいます。
犯罪者は、この気の緩みを巧みに突いてきます。
「共連れ(ともづれ)」:
住人がオートロックを解除する際、一緒に入り込んでしまう手口。住人としては断りにくい空気を利用します。「郵便物等への侵入」:
配達員や清掃業者などを装って、堂々と入ってくる手口。「無施錠の部屋を狙う」:
一度侵入に成功すれば、あとは「オートロックだから」と安心しきって鍵をかけていない部屋を探すだけです。
オートロックは、あくまで「最初の壁」に過ぎません。その壁を突破された後の防御策がなければ、犯人にとっては"獲物を探しやすい環境"になってしまうのです。
今日からできる!オートロック頼みにしない防犯対策
あなたの安心を守るために、今日から次の2つの対策を徹底してください。
玄関の施錠を徹底する:
「ゴミ出しの数分だから」「ちょっとコンビニに行くだけ」でも、必ず鍵をかけましょう。できればメインの鍵だけでなく、補助錠も含めた「ワンドア・ツーロック」を実践してください。「共連れ」をさせない:
不審に思ったら、無理にドアを開けず、管理会社や警察に連絡するくらいの意識が大切です。
安心な住まい作りは、設備だけでなく、そこに住む私たちの意識にかかっています。マンションのセキュリティを過信せず、一人ひとりが「自分の家は自分で守る」という意識を持つことが、家族の安心・安全な環境を守る一番の防犯対策となるでしょう。
一緒に安心できる毎日を作りましょう!
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