防犯対策ブログ
2025/11/05 11:33
防犯対策の専門家、防犯専門店SOSです。
あなたの家を守る「城の防犯術」
毎日を安心して過ごすために、ご家庭の防犯対策は欠かせません。しかし、「何から手を付けていいか分からない」と、難しく考えてしまう方も多いのではないでしょうか。
実は、プロの防犯対策の基本は、たった3つのシンプルな考え方、「犯罪抑止の三要素」に基づいています。これは、私たちが誇る日本の名城の防御システムと共通しています。
例えば、難攻不落の姫路城 には、敵を迷わせる複雑な迷路のような道や、死角から攻撃するための狭間(さま)、そして石垣には簡単に登れないように工夫された「石落とし」など、さまざまな仕掛けが施されています。これらは全て、侵入者を心理的に、そして物理的に追い詰めるための知恵です。
本日は、あなたの家を外部の脅威から守る「城の防犯術」をご紹介します。
第一の守り:領域性(入りにくい)
お城の防犯で最初にイメージするのは、深い外堀や高くそびえる城門ですよね。
防犯の「領域性」とは、まさにこの「入りにくさ」を作り出すことです。具体的には、敷地の境界線を明確にし、部外者が安易に侵入するのをためらわせる環境づくりを指します。
物理的な障壁: フェンス、生垣、門扉など、侵入に手間をかけさせるもの。
心理的な障壁: 「防犯カメラ作動中」のステッカー、きれいに整備された庭(隠れる場所がない)、センサーライトなど、「見られている」「管理されている」と感じさせるもの。
犯罪者は、手間がかかる場所を嫌います。この第一の層で「ここは面倒だ」と思わせることが、非常に重要です。
第二の守り:監視性(見えやすい)
お城の見張り台や、建物の壁に設けられた狭間のように、常に城内の動きを把握する仕組みが「監視性」です。
これは、「不審な動きを隠れさせない」ように、常に「目」を光らせる環境づくりを意味します。人目や光が届かない死角をなくすことがカギとなります。
環境の整備: 敷地内の樹木を低く刈り込み、窓からの見通しを良くする。玄関周りや窓の下に物を置かず、隠れ場所をなくす。
照明の活用: 人感センサー付きのライトを設置し、夜間に人の動きがあればパッと明るくする。これは「あなたは見えていますよ」という無言の警告になります。
防犯カメラ: 物理的な監視だけでなく、その存在自体が抑止力として機能します。
「誰かに見られているかもしれない」というプレッシャーは、犯罪者を最も遠ざける力の一つです。
第三の守り:抵抗性(やりにくい)
もし外堀や見張りを突破されても、本丸を守るための最後の砦が「抵抗性」です。
これは、ターゲットであるドアや窓の防備を堅固にし、犯行に手間と時間をかけさせることを指します。侵入にかかる時間が長ければ長いほど、犯罪者は逮捕のリスクを感じて諦めやすくなります。
鍵の強化: ドアの鍵を二重(ワンドアツーロック)にする。ピッキングに強い鍵を選ぶ。
窓ガラスの強化: 補助錠や、割れにくい防犯フィルムを貼る。
警報装置: 異常を感知したら大音量で鳴り響き、周囲に異常を知らせる。
侵入に5分以上かかると、多くの犯罪者はその場を諦めると言われています。いかに時間を稼がせるかが勝負です。
まとめ
あなたの家という「城」を守るには、
領域性で「入りにくい」環境を作り、
監視性で「見られている」プレッシャーを与え、
抵抗性で「犯行に手間がかかる」壁を用意する。
この3つの要素が複合的に機能することで、あなたの家は犯罪者にとって「攻め落とすのが難しすぎる城」と見なされ、自然とターゲットから外れることになります。一つずつ、できるところから対策を始めて、安心・安全な環境を築きましょう!
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