防犯対策ブログ
2025/11/10 21:45
防犯対策の専門家、防犯専門店SOSです。
世界を震撼させたパリのルーブル美術館での白昼の盗難事件は、私たち一般家庭の防犯対策にも重要な教訓を与えてくれます。世界最大の美術館でさえ、防犯の「穴」を突かれてしまったのです。
「LOUVRE」!?安易なパスワードが招く危険
この事件で最も衝撃的だった事実の一つは、監視カメラシステムを管理するサーバーのパスワードが「LOUVRE」(ルーブル)というあまりにも安易な文字列だったことです。
現代の防犯は、物理的な対策だけでなく、ITセキュリティも不可欠です。ご家庭でも、以下のようなデバイスのパスワードを見直す必要があります。
Wi-Fiルーターの管理パスワード
ネットワーク接続された監視カメラや録画装置
スマートロックやホームセキュリティシステムのアプリ
対策のポイント:
「LOUVRE」のように、デバイス名や自分の名前、誕生日といった推測されやすいパスワードは絶対に避けましょう。
大文字、小文字、数字、記号を組み合わせた、10文字以上の複雑なパスワードを設定してください。
面倒でも、複数のサービスで同じパスワードを使い回すのはやめましょう。
たった4分間で犯行完了!時間稼ぎと証拠確保の重要性
犯行グループは、美術館の外壁をよじ登って窓を破り、警報が作動してからわずか4分で展示ケースを破って逃走しました。この「4分」という時間の短さは、家庭の防犯を考える上で肝心です。
泥棒が侵入を諦める目安は「5分以内」と言われています。つまり、侵入に手間取らせ、5分以上時間を稼ぐことができれば、被害に遭うリスクを大きく減らせるのです。
家庭で時間を稼ぐ・証拠を残す対策:
窓ガラス: 破壊に時間がかかる防犯フィルムや二重ロック(補助錠)を設置しましょう。
玄関: ピッキングに強いディンプルキーや、複製されにくい電子錠の導入を検討しましょう。
防犯カメラ: 抑止効果と証拠能力がある防犯カメラを設置しましょう。死角をなくすよう、玄関や窓など、侵入経路になりやすい場所を重点的に監視することが重要です。
警報システム: 侵入を検知した際に大きな音を出し、すぐに家族に通知が届くシステムは、泥棒に「見つかる」という心理的な圧力をかけ、犯行を中断させます。防犯ブザーも有効です。
セキュリティ強化は後回しにしない
ルーブル美術館の経営陣が、警備強化よりも「人目に付きやすく魅力的な」プロジェクトを優先したと非難されたように、私たちもつい「新しい家具の購入」や「内装のリフォーム」といった目に見える快適さを優先しがちです。
しかし、セキュリティ対策は、家族の安心と財産を守るための最も重要なインフラ整備です。
「うちには高価なものがないから大丈夫」
「防犯カメラや警備システムは高いから今度でいい」
このように後回しにすることで、泥棒に狙われる隙を与えてしまいます。最新の防犯技術は、以前よりもずっと手軽に導入できるようになっています。
まずは、窓やドア周りの施錠を徹底し、防犯砂利や人感センサーライトといった、費用対効果の高い対策から始めてみましょう。
ルーブル美術館の事例は、「世界で最も安全な場所はない」という事実を突きつけています。ご家庭の防犯対策も、決して過信せず、常に最新の注意を払って「穴」がないか点検することが大切です。
防犯専門店SOSは八王子をはじめとした多摩地域のご家庭の安心・安全な暮らしをサポートするための防犯設備士が運営する防犯カメラ専門店です。
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