防犯対策ブログ

2025/11/27 18:24

防犯対策の専門家、防犯専門店SOSです。

インターネット通販(EC)の利用拡大に伴い、私たちの生活にすっかり定着した「置き配」。時間を気にせず荷物を受け取れる便利なサービスですが、玄関先に荷物が放置される時間は、同時に盗難のリスクを高めてしまいます。特に人の出入りが多く、荷物の移動も活発になる年末年始は、窃盗犯に狙われやすい時期です。今回は、大切な荷物を盗難から守るための、今日からできる具体的な対策をご紹介します。


最も有効な対策:カメラによる監視と記録

置き配盗難に対する対策の中で、最も高い抑止力と証拠能力を持つのが、防犯カメラやトレイルカメラ(野外監視カメラ)の設置です。

侵入窃盗犯や窃盗を企てる者は、「見られている」ことや「記録される」ことを何よりも嫌います。玄関先にカメラがあることを示すだけで、犯行を諦めさせる強力な心理的抑制効果が期待できます。

  • ドアカメラ(インターホン一体型含む)の活用
    玄関周りの様子を常時録画し、不審者が近づいた際に自動で検知・録画を開始するカメラは、日常のセキュリティ向上にも役立ちます。

  • トレイルカメラの設置
    配線不要で小型のトレイルカメラを、置き配場所に向けた死角に設置する方法もあります。動きがあった時だけ記録する機能(人感センサー)により、バッテリー消費を抑えながら確実な証拠を捉えることができます。

  • 「防犯カメラ作動中」のステッカーを貼る
    ステッカーを貼るだけでも一定の抑止力になりますが、ステッカーを貼っているにもかかわらず、実際には防犯カメラが設置されていなかったり、ダミーカメラであったりする場合、それが発覚すると「この家はセキュリティが甘い」と判断され、かえって狙われるリスクが高まります。できればカメラを実際に設置し、その存在をアピールすることが最強の対策です。


置き配指定場所の工夫と施錠でリスクを減らす

カメラの設置と並行して、荷物を物理的に守るための対策も組み合わせましょう。

  • 人目につかない場所を指定する
    道路や共用廊下から直接見えない、玄関ドアの横の死角など、なるべく奥まった場所を指定しましょう。

  • 宅配ボックスの活用
    盗難対策として最も推奨されるのが、施錠可能な宅配ボックスの導入です。もし専用ボックスがなくても、簡易的なワイヤーロック付きの配達バッグを導入し、玄関先の構造物と繋いで施錠するだけでも、持ち去りの難易度を大幅に上げることができます。

  • 受け取りを迅速化する
    配送業者やECサイトの配達完了通知サービスをONにし、荷物が届いたらすぐに回収する習慣をつけましょう。荷物の放置時間を短くすることが、盗難リスクを減らす基本です。


日常の習慣で安全性を高める

カメラや宅配ボックスなどの物理的な対策だけでなく、日常の行動もセキュリティ向上に直結します。

  • 不審者への警戒
    オートロック付きのマンションでも、住民に続いて侵入する「共連れ」のリスクは常にあるため、見知らぬ人には安易にエントランスのドアを開けない、または開ける際に周囲をよく確認する意識が大切です。

  • 荷物を受け取る際の服装
    特にマンションでは、配達員と似た服装で建物内を徘徊し、侵入しやすい部屋を探す手口も報告されています。来訪者が配達員に見えても、カメラやインターホンで確認する習慣を徹底しましょう。


防犯カメラによる監視、物理的な施錠、そして日常の警戒心の組み合わせが、ご家庭の安心・安全な環境を守ります。年末年始の準備と合わせて、ぜひこれらの防犯対策を見直してみてください。

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