防犯対策ブログ

2025/11/28 18:06

防犯対策の専門家、防犯専門店SOSです。

【ニュース解説】泥棒が「好きな家」と「嫌いな家」の特徴を知る

全国約140社をチェーン展開する防犯・防災システム専門企業「セキュリティハウス」が、約20年前に製作し警察の啓発活動にも使われた「泥棒が好きな家」と「泥棒が嫌いな家」の模型を一般公開したというニュースは、私たちの日々の防犯意識を見直す良いきっかけになります。

同社関係者が語るように、「何年たっても防犯のポイントは変わらない」のです。泥棒の視点を理解し、彼らが狙いたくなる環境を作らないことが、家庭の安全を守る基本となります。このニュースの内容を踏まえつつ、具体的な防犯対策を解説します。



泥棒が「好きな家」の特徴:死角と「留守」のサイン

泥棒は、犯行前に必ず下見を行い、侵入のしやすさを判断します。模型が示す「泥棒が好きな家」の最大の特徴は、「人目につかない環境」と「留守であるというサイン」が揃っていることです。

  • 高い塀や植木による死角
    外部から家の中や敷地の様子が見えにくい、高い塀や鬱蒼とした植木に囲まれている家は、人目を避けやすいため、泥棒にとって好都合な環境です。

  • 「留守」を悟らせるサイ
    郵便受けに郵便物や新聞がたまっていたり、洗濯物が何日も干しっぱなしになっていたりすると、「この家は長期間留守だ」と泥棒に判断され、ターゲットになりやすくなります。

特に、窃盗犯は人目や音に敏感で、犯行時間は夜中が多いとされています。死角が多く、ゆっくりと作業できる家は狙われやすいのです。



泥棒が「嫌いな家」の特徴:見通しの良さと防犯機器

一方、「泥棒が嫌いな家」は、その逆の特徴を持っています。最も重要なのは、「犯行が人目に晒されるリスクが高い」ことです。

  • 見通しの良い環境
    塀や植木ではなく、見通しのいいフェンスなどで囲まれている家は、近隣住民や通行人から侵入者の動きが目撃される可能性が高まります。

  • 防犯機器の存在
    赤外線センサーや人感センサーといった防犯対策が取られている家は、侵入を試みると警告が発せられるリスクがあるため、泥棒は避けようとします。

泥棒は、侵入が難しいと判断すればすぐにあきらめるため、侵入に時間がかかりそう、あるいは見つかりそうと思わせることが最大の防御となります。



ニュースから学ぶ!すぐに取り組むべき防犯対策

このニュースは、最新の防犯機器だけでなく、環境整備という基本的な対策が重要であることを改めて教えてくれます。

1. 環境整備で見通しを良くする

泥棒に隠れ場所を与えないよう、生垣や庭木を適度に剪定し、家の周りの見通しを良くしましょう。また、敷地内に足場になるような物を放置しないことも大切です。

2. センサーで光と音の警告を

泥棒が嫌う「人目と音」に対応するため、人感センサー付きのライトを設置し、暗闇での侵入を試みると同時に光と音で警告を発するようにしましょう。

3. 留守を悟られない工夫の徹底

長期不在時は、新聞や郵便物を一時的に止めるタイマー付きの照明を使って夜間も在宅を装うなど、「留守ではない」と思わせる工夫を徹底してください。

4. 最新機器の導入も検討

夜間でも鮮明なカラー映像が撮影できる防犯カメラや、顔認証システムなどの最新機器は、より強固な安心を提供してくれます。基本対策と合わせて、自宅の状況に合わせた機器の導入も検討しましょう。



防犯は特別なことではなく、日々の意識と小さな工夫の積み重ねです。「泥棒が嫌がる家」の特徴を参考に、ご自宅の防犯対策を見直してみてください。

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