防犯対策ブログ
2025/03/25 13:03
防犯対策の専門家、防犯専門店SOSです。
以前のブログでは、警察署や警察本部の電話番号を偽装する新たな詐欺の手口について解説しましたが、(【ご注意ください!】新たな詐欺の手口)今回はその続編として、新たな情報についてお伝えします。
都内だけでなく他県でも被害拡大
ここ数日、東京都内だけでなく、他県においても、携帯電話のディスプレイに武蔵野警察署の電話番号を偽装した詐欺電話が多数確認されています。 これは、特定の地域に限った問題ではなく、全国的に広がっている深刻な状況です。
「スプーフィング」という手口
実在する番号を偽装する手口は「スプーフィング」と呼ばれ、海外のサービスが悪用されています。 この手口を使うことで、詐欺犯は、あたかも本物の警察官から電話がかかってきたかのように見せかけ、被害者を信用させようとします。
電話に出てしまった場合の対処法
万が一、詐欺の電話に出てしまった場合は、慌てずに、以下の点に注意して対応してください。
相手の情報を聞き出す: 相手の連絡先番号、内線番号、担当者名を必ず聞き出してください。
「折り返します」と伝える: 相手に「折り返します」と伝え、電話を切りましょう。
通話は短く: 相手との通話は、できる限り短く済ませることが重要です。
警察はLINEビデオ通話は利用しない
詐欺犯は、その後、LINEなどのビデオ通話に誘導しようとすることがありますが、本物の警察官がLINEなどのビデオ通話を使用することはありません。 絶対に相手の指示に従わないでください。
実際の表示例
詐欺に使われている電話番号の表示例としては、以下のようなものがあります。
「+422550110」(+から始まる海外からの着信)
「0422550110」(武蔵野警察署の番号ですが、武蔵野警察署の警察官が「あなたに犯罪の容疑がかかっています」などと連絡することはありません)
防犯対策のアドバイス
今回の情報を踏まえ、さらに具体的な防犯対策を講じることが重要です。
国際電話の着信拒否設定: 国際電話番号(+や表示圏外と表示される番号)が詐欺に使われています。 携帯電話会社で国際電話の着信等を拒否する設定を行うことで、海外からの詐欺電話を受ける心配をなくすことができます。各携帯電話会社のウェブサイトなどで手続き方法を確認し、設定を行いましょう。
留守番電話の活用: 在宅時でも留守番電話を設定し、知らない番号からの電話には出ないようにしましょう。 留守番電話にメッセージを残した相手にのみ、折り返し電話をかけるようにすることで、詐欺の電話に出るリスクを減らすことができます。
ナンバーディスプレイの活用: ナンバーディスプレイを活用し、知らない番号からの電話には注意しましょう。 表示された番号をインターネットで検索するなどして、発信元を確認することも有効です。
家族や周囲の人との情報共有: 詐欺の手口は日々変化しています。 家族や周囲の人と情報交換を行い、常に最新の情報を共有するようにしましょう。
不審な電話は警察に連絡: 少しでも不審な電話を受けたら、最寄りの警察署に連絡し、相談するようにしましょう。
詐欺犯は、あの手この手で私たちを騙そうとします。常に警戒心を持ち、冷静に対応することが、被害を防ぐための最も重要な対策です。
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